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「震度5は免責にならず」の追記

2011年11月14日(月) Written by 舟城 浩

前回「震度5は地震免責にならずのトンデモ?判決」という
エントリーを書きましたが、コメント欄で重要なご指摘を頂いたので
その方のご意見に一部賛同し補足させて頂きます。

この判決は、宮城県沖地震の「震度5・震度6基準」に基づくものだそうです。

「震度5・震度6基準」とは・・・以下第一東京弁護士会Q&A抜粋
↓↓↓↓↓
「本件宅地に耐震性の点からの瑕疵の存否は、従来発生した地震の回数、頻
度、規模、程度のほか、時代ごとに法令上要求される地上地下構築物の所在
場所、地質、地形、強度等の諸要素を考慮し、一般常識的見地から、尐なく
とも震度五程度の地震に対して安全性の有無を基準として判断するのが相当
である」と判示した、宮城県沖地震時における宅地造成工事に関する仙台地判
平4・4・8判時1446・98等に基づき提唱されています。

当該「震度5・震度6基準」に基づけば、
震度4の場合は修理代金を支払わなければならない一方、
震度7であれば支払を免れ得ることとなります。

なるほど。
こういった判例があったんですね。

但しこの判例が約款で規定された契約内容を超えて認められるのか
どうかは私にはわかりません。

前回のエントリーで言いたかった事は、
ソニー生命の失効に関する判決に代表されるような
「約款」を覆す判決結果です。

この流れは少し気になっています。

しかし、この判例に言及する報道ってなかった気がします。

私が生保畑出身だからという言い訳はともかく、
損保業界では広く知られた判例なのでしょうか。

コメントを頂いた方のおっしゃるように、
あまり知られたくはない判例なのではないかという事も頷けます。

Category: 会社からのお知らせ ,業界雑感

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